MEMBER

INTERVIEW

古着と音楽を愛する若きチームリーダー 自他共に認めるカリスマ力でチームを引っ張るmmtarö選手

「日本でトップを獲って、世界大会に出たい」と語るチームリーダーのmmtarö選手

——プレイヤーネーム「mmtarö」の由来を教えてください。

ゲームを始める時に思い浮かんだのが「ももたろー」で、それをもとに付けました。

——ゲーム内のポジションは?

「オーダー」です。味方から情報を集めたり、指示を出したりと、チーム全体をコントロールする司令塔のような役割です。

——「PUBG MOBILE」を始めた時からオーダーを担当していましたか?

最初は経験も知識もなく、そもそもオーダーという概念が自分の中にありませんでした。スクリムや大会に参加し始めた時は“ただ出てるだけ”。

「原宿 STREET GAMERS」の前身となるチームを結成した時にオーダーをできる人がおらず、経験がある僕が適任だろうとやり始めたのがきっかけです。

——ゲーム遍歴を教えてください。

ゲームデビューは幼稚園時代に触れた、幼児向けゲーム機「ピコ」です。当時はウルトラマンがすごく好きで、ピコでもウルトラマンのゲームをずっとプレイしていました。

他は「ポケモン」シリーズや「プロ野球スピリッツ」シリーズ、「実況パワフルプロ野球」シリーズ、あとは「ウイニングイレブン」シリーズなどを遊んでいました。

——スポーツ系のゲームが多かったのですね。

当時はあまりFPSに興味・関心が湧きませんでした。自分はすごく不器用で、そういった複雑そうなゲームができないと思い込み、手を出さなかった面もあります。

——モバイルゲームはどのようなゲームからプレイし始めたのですか?

中学生の時、「パズル&ドラゴンズ」が話題だったので、少しプレイしていました。やり込もうという考えはなく、スキマ時間に遊ぶくらいのものでした。

そのほかにも、「PUBG MOBILE」とは別のバトルロイヤルゲームをかじっていました。

——「PUBG MOBILE」をやり込むきっかけは何だったのでしょうか。

ストリーマーのSHAKAさん(※1)と、恭一郎さん(※2)が配信しているPC版「PUBG」を見始めた頃に、ちょうど「PUBG MOBILE」が配信されたのを知ったことがきっかけです。「PUBG MOBILE」がリリース日からずっとプレイしています。
※1 プロゲーミングチーム「DeToNator」に所属するストリーマー。
※2 UUUM所属のストリーマー。

——PCで「PUBG」などのFPSをプレイしなかったのはなぜですか?

興味はあるんですけど、PC版「PUBG」を配信している人の手元を見ると、複雑な操作をしているように見えるんですよね。 

僕は本当に不器用なのでハードルが高いなと……。

——mmtarö選手が考える「PUBG MOBILE」の魅力は?

何度プレイしても“同じ状況が起きないこと”ですかね。

いつも新鮮な気持ちで戦えるうえ、考えるべきことの多さが面白さにつながっているのだと思います。しかし、情報量が多すぎてパンクしてしまうこともありますね。特に大会になると、普段参加しているスクリムに比べて敵の密集度が高く、考えることが多すぎて頭がパンクしてしまいます。

——もし試合中に思考がパンクしてしまった時はどのようにして立て直していますか?

「冷静になろう、落ち着こう」と自分に言い聞かせています。落ち着かないと何もできないので。他のメンバーの考えを聞き、その意見を参考にしたり、別の案を考え直したりします。

——オーダーの担当はmmtarö選手ですが、戦い方は他のメンバーとも相談しているのでしょうか。

あくまでも最終決定が僕なので、他の意見を参考にしつつ僕が決めています。責任重大でプレッシャーを感じます……(笑)。

——そんなプレッシャーに打ち勝つためにどうしていますか?

責任を正面から受け止め、自分の中で消化することでメンタルをコントロールしています。精神的にかなりキツいので他のプレイヤーにオススメはしませんが(笑)。

——普段「PUBG MOBILE」をどんな風にプレイしていますか?

基本的に、時間がある時は触っています。スクリムにチームで参加したり、クラシックモードをメンバーとプレイしたり、配信しながら視聴者さんとプレイしたりもしています。

——「原宿 STREET GAMERS」の前身となったチームはmmtarö選手が作られました。結成の経緯を教えてください。

「PUBG MOBILE」のスクリム実況を見て、スクリムの存在を知ったところから始まりました。早速Twitter経由でクランに参加してスクリムに出たり、僕と別のプレイヤーでクランを作ってみたりしました。そのクランは人数不足で解散してしまいましたが、後に再結成してかなりの成績を残せました。メンバーの私生活が忙しくなってしまい、また解散してしまったのは残念でしたね。

また、有名な選手が所属していた、猛者の登竜門的なクランに勧誘されて所属していたこともありますし、助っ人としていろいろなクランに入ったこともあります。こうした経験の積み重ねと身につけた知識が、今の僕の財産になっています。その長い助っ人期間を経てから僕が1人でクランを作り、それが今の「原宿 STREET GAMERS」に繋がっています。

——有名選手も所属していたクランにスカウトされるとは、かなりの腕前だったんですね。

初めて作ったクランの解散後、すぐに誘われました。僕個人は目立つような強さではなかったと思うのですが、クランとしては結果を残していたので評価されたようです。

——そのクランを抜けた理由を教えてください。

しっかりしたクランでメンバーの人柄も良かったのですが、オーダーの方針が合わなかったので脱退しました。

——mmtarö選手を慕うメンバーが多いので、カリスマがあるのではないかと思っているのですが、ご自身としてはどうお考えですか。

正直ありますね(笑)。

実はクランやスクリムなどを辞めて、エンジョイ勢になろうかと悩んでいた時期がありました。クランを辞めるかもと発言したら、他のメンバーから「mmtarö選手が辞めるなら自分も辞める」と言われたこともあります。

リーダーとして、オーダーとして皆から信頼されてるとは思います。ゲーム内外で信頼に応えられるよう動いているつもりです。

——これから上手くなりたい人へアドバイスはありますか?

とにかく経験を積むことです。大会やスクリムの経験は強く響くので、そういったイベントに出場すべきだと思います。「PUBG MOBILE」では同じ状況が生まれないと話しましたが、過去の経験と近い状況が生まれることはあります。つまり経験を積んでいれば対応しやすいのですが、経験が浅いままだと今のトッププレイヤーとの差は埋まらないと思いますね。

——2月から「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 1」が始まりますが、気合のほどはいかがでしょうか。

気合は十分ですが、プレッシャーがかなり……(笑)。

いつもはプレッシャーを感じても平静でいられる性格ですが、「BS12 トゥエルビ」と「原宿 STREET GAMERS」の看板を背負って戦うのは相当なプレッシャーを感じますね(笑)。

今回はチーム結成とリーグ参入にあたり、チームスタッフと相談して、チーム所属のアナリストを初めて呼んでもらいました。ムーブの幅が広がったり、他のチームを深く研究できたりするので、より成長できると思います。今まで自分が全部やっていたので負担は軽くなります。オーダーとして活躍しやすくなり、リーダーの仕事に注力できるようにもなりました。

——今後、挑戦したいことはありますか?

日本でトップを獲って、世界大会に出たいというのは個人の目標でもあり、チームの目標でもあります。

——強くなる以外の目標があれば教えてください。

世界大会に出られるくらいの強さを保ちながらも、チームの仲は良いままでいられればと思います。

——ファンの方へ抱負をお願いします。

自分の出すオーダーによって生まれるキレイなムーブを見てほしいです。

——プロを目指すチームリーダーにアドバイスはありますか?

メンバーは強さだけではなく、SNSを含めた本人の発言や雰囲気から人柄も見極め、ほかのメンバーとの相性なども考えることをおすすめします。

腕前の向上などは後からでもなんとかなるので、まずは各メンバーについて深く知るべきです。

——最後にメッセージをお願いします。

「mmtarö選手のようになりたい」と言われるような憧れられる選手になるので、ぜひ見ていてください。

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