MEMBER

INTERVIEW

仲間との絆で、半年のブランクを乗り越えたアタッカー!兄には負けないと意気込むTatsu選手

Tatsu-interview

トライアウトから這い上がり、プロとなったTatsu選手

——プレーヤーネームの「Tatsu」の由来を教えてください。

自分の名前である「タツヤ」が由来です。ゲーム上では「PUBG MOBILE」をプレイする前から「Tatsu」を名乗っています。

 

——ゲーム内のポジションは?

「アタッカー」です。ファイトの強さが求められるポジションで、1対1の状況になっても積極的にダウンを取りにいくなどチームの最前線で戦うのがアタッカーです。

 

——撃ち合いの強さが必要なポジションということですか?

撃ち合いの強さはもちろん、周囲の状況を把握して戦略的な判断も下せる人の方が強いポジションでもありますね。僕もそれを意識して練習しています。

 

——これまでのゲーム遍歴を教えてください。

小学生の頃に「ポケモン」や「マリオ」など、いろいろなゲームをやり込んでいました。

FPS・TPSに触れたのはスマホ向けの「モダンコンバット4」が初めてで、バトルロイヤル系は中国版「PUBG MOBILE」や他タイトルも少し触っていました。その後、日本版の「PUBG MOBILE」を始めました。

 

——小学生の頃はずっとゲームをプレイしていたのですか?それとも、外で遊ぶ方が多かったですか?

両方です。外でも皆とバリバリ遊んで、家に帰ったらガッツリとゲームしていました。

 

——「モダンコンバット4」をプレイし始めたのは、中学生の頃ですか?

中学1~2年ですね。当時「パズル&ドラゴンズ」をプレイしていて、YouTubeでマックスむらいさんの実況をよく見ていました。マックスむらいさんが「モダンコンバット4」の実況プレイもしていて、その影響で始めました。

 

——そこでFPSにハマったのですね。

はい。かなりハマったタイミングでKUNさんのPC版「PUBG」のプレイ動画を見て面白そうだったので、中国版「PUBG MOBILE」をインストールしました。

 

——PC版はプレイしなかったのでしょうか?

金銭的に厳しかったですね。プレイするには、スペックが高いPCが必要なので。

 

——FPSはリアルの友達とプレイしていましたか?

「モダンコンバット4」はソロでやっていました。別のバトロワゲームは友達とかなり遊んでいた時期もありました。夜中、朝方までプレイするくらいでしたね。ただ当時は中学3年生で受験が控えていたので、友達と同じタイミングで辞めました。

 

——ゲームから離れて、受験後に「PUBG MOBILE」に帰ってきたのでしょうか?

受験の時期も「PUBG MOBILE」は続けていて、受験の前日も「PUBG MOBILE」をプレイしていました。塾で勉強しているんだから少しくらいゲームをしても良いかなと思い……。ホントはヤバいんですけど(笑)。

tatsu-pose

——「PUBG MOBILE」の競技シーンにはどのようにして入ったのでしょうか?

Discordでエンジョイ勢募集中のグループに入って、そこで気があった人たちとクランを作ったのがきっかけですね。

 

——元々はエンジョイ勢として集まった人たちで作ったクランなのですね。クランでの活動を通して、どう意識が変わったのでしょうか?

最初にスクリムに出たのは、エンジョイ勢の人とでしたね。出てみると皆強くて、圧倒されてしまいました。野良で試合を重ねて僕も強くなって、クランにも強いメンバーが入って、各々のポジションなども意識するようになりました。

ただ、クラン内でエンジョイ勢とガチ勢が別れてしまい、解散してしまいました。解散時に「自分はガチ勢だったんだ」と再認識して、選手として強くなろうと思うようになりました。

 

——今はどのような練習をしているのでしょうか?

メインは4対4のチームデスマッチで、撃ち合いの腕を磨いています。他にはスクリムに出たり、野良で普通のマッチに入ったりもします。

 

——Tatsu選手は最初から「PUBG MOBILE」が上手かったんですか?

センスがあるとは言われましたね。

 

——そこから、どのようにスキルを磨いたのでしょうか?

まずはエイム力を鍛えました。強くなろうと意識してからは、激戦区に降りてとにかく敵と戦う事を意識していました。

 

——原宿 STREET GAMERSとの出会いを教えてください。

所属していたクランが解散したのと、勉強や部活が忙しいのとが重なり半年くらい「PUBG MOBILE」をやり込めていませんでした。野良でプレイする程度で、スクリムなどもたまに参加する程度でした。

 

勉強などが落ち着いてから、即席でチームを組んでスクリムに出るようになりました。そしたら、mmtarö選手に「チームのトライアウトを受けないか」と誘ってもらえ、加入することになりました。これが原宿 STREET GAMERSの前身となるチームですね。

 

——半年のブランクから復帰した時、不安はありましたか?

半年の差は大きく、一緒にプレイしていた人がプロチームに入っているなど、周りの人たちが上手くなっていて焦りましたね。

「前は倒せたのに」と感じることが多く、続けていれば今頃もっと上位に行けていたのにと思いながらプレイしていました。離れていた期間がもったいないと思うこともあります。

 

——「ここからでも、練習すれば追いつける」という勝算は見えていましたか?

いえ、わかっていませんでした。練習して追いつけるか、ただただ不安でしたね。

 

——不安だけど、トライアウトを受けてみたと。

はい。トライアウトの誘いを受けて何回か試合をしたんですが、チームのメンバーは皆撃ち合いが強くて……。レベルの差を感じて「トライアウトを辞退させてください」って申し出ました。

でもmmtarö選手から「Tatsuの撃ち合いの強さを生かせていないのは、俺のオーダーの問題だ。続けていれば、強いチームになるはずだから、もうちょっと俺と、一緒に続けてみないか?」と言われ、続けることにしたんです。

結果、実力を認めてもらってチームに加入することになりました。信頼していたmmtarö選手に認めてもらえたので、「この人についていこう」と思いました。あの時、mmtarö選手に、引き止めてもらってなかったら、こうして、プロとしては活動していなかったと思います。今でも、mmtarö選手には、感謝しています。

 

——原宿 STREET GAMERSの一員として戦いに挑む意気込みを教えてください。

まだ不安はあります。前回の「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE(PMJL)SEASON 0」はiPadで出場していましたが、今回の「PMJL SEASON 1」はスマホのみで、画面が小さくなって操作が難しくなりました。スマホ操作に慣れることにかなり時間を割いていますね。

最近は良い順位こそ取れていませんが良い動きはできているので、噛み合えば上位は狙えると思っています。

tatsu-rimocon

——今後の目標は何ですか?

チームをサポートしていきたい気持ちが強いのかなと思っています。個人技よりもチーム全体の連携力を見てほしいですね。

 

——「俺の撃ち合いを見てくれ」ではないのですね。

基本的には皆で戦う方が今の自分の理想に近いですね。アタッカーなので、状況によっては1人でも前に出て戦いますが。

 

——Tatsu選手は小さい頃からプロゲーマーを目指していましたか?

考えていませんでした。YouTubeを見るのが好きで、YouTuberになりたいとは思っていましたね。

プロになろうと思ったのは、PMJL SEASON 0に出場したときです。良い結果を残せたので、プロになりたいなと思っていました。

 

——プロゲーマーを目指す人にアドバイスはありますか?

上手い人の動画を見たり、上手い人たちとプレイしたりして、その人たちの真似をすることは大事だと思います。あとは努力を「続ける」ことですね。

自分自身、半年間のブランクの影響が大きかったので、続けることの重要性を実感しています。

 

——改めて、「PUBG MOBILE」の魅力を教えてください。

バトロワジャンル全部に共通しますが、「弱くても強い人に勝てる可能性がある」ことが魅力だと思います。

角待ちしたり、4人で連携して挟んだりすると、強い選手相手にも勝てることがあるんですよ。どんなチーム・選手にも「戦略を練ればもしかしたらいけるかも」と思えます。

 

——ファンの方へのメッセージをお願いします。

今年の4月から専門学校に行くので、ゲームと学業を両立させる姿も見てほしいです。

専業のプロも多いけど、自分は両立させたいんです。両方できるんだって、身をもって証明したいですね。

 

——最後にメッセージをお願いします。

実は、兄(がるくん選手)がSengoku GamingとしてPMJL SEASON 1に出場するので、兄に勝ちたいです。今は多分、兄の方が強いと思うんですけど。

ただ、性格の面でも「PUBG MOBILE」のスキル面でも、自分は兄とは異なります。違うからこそ、戦い方を見極められたら勝てるチャンスもあると思っています。

原宿 STREET GAMERSのYouTubeを公開中!
チャンネル登録をお願いします!!
↓↓

youtube